領収書をどのようにもらうか

個人事業主の領収書のもらい方

必要経費を使ったという証拠にもなる領収書はどんな風にもらうのがいいのかまとめてみました。たとえ1円の支出であっても領収書を受け取るクセをつけましょう。

領収書は経費を払ったという唯一の証明

経費支払をしたときは必ず領収書をもらうようにしましょう。特に現金で支払ったときは領収書がないと支払をしたということを後々証明することが難しくなってしまいます。「支払ったことを証明するものが無い⇒経費として認められない」というシビアな感覚でいたほうがいいです。

領収書がもらえなかったら経費にするのあきらめるのか？

必要経費として認められる支払でも領収書がもらえないケースもあります。たとえば銀行口座からの支払に対しては領収書を発行してもらえないのが一般的です。銀行支払の場合は通帳に記載される明細が経費としての支出を証明してくれます。現金での支払いでなく銀行口座を通した支払をオススメするのはこういった理由もあるんです。領収書をもらったり整理したり保管したりという雑務から開放されますからね。

銀行口座から直接払うことも領収書をもらうこともできない支払というのがあります。仕事関係で出席する結婚式の祝い金や電車の運賃などの領収書はもらいづらかったり、もらえなかったりします。このような領収書をもらえない支払に関してはどうすればいいんでしょうか？一つの解決策としては出金伝票で管理するという方法があります。出金伝票には「いつ、どこで、いくら、何に支払ったのか」を記載します。と同時に支払に関連した資料（たとえば結婚式に参加したのであれば案内状や席次表など）を一緒に保管しておくことで、自分で作成した出金伝票が本物であることの証明になります。

税務調査のときに調査官に指摘されても、落ち着いて対応できるように領収書の類はしっかりとそろえておきましょう。